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転職回数が4回以上の人の職務経歴書の書き方【実例付き】

就職/転職

緊急事態宣言もようやく明け、少しは世の中良くなってきそうな今日この頃。

まだまだ油断は禁物ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

転職、就職活動中の方も多いと思いますが、今日は転職回数が4回以上の人を対象にして記事を書いていきたいと思います。

転職回数が多くなればなるほど、職務経歴書の面倒くささったらたまんないですよね・・・。

仕事内容が一貫していればまだしも、色々な職種を経験してきた方ならなおさら大変になるのが職務経歴書。しかし、この記事を読めばどんな風に職務経歴書を書いていけば見やすく・分かりやすく仕上がるのかが分かります。

最後に実例もつけていますので、是非最後まで読んでみてください。

経験職種をまず大分類に分ける

さて、まずやるべき事としては経験してきた職種を大分類に分けることから始めましょう。

例えば、下記のような経歴の方の場合。

■2000年4月~2003年3月 結婚式場で披露宴のサービス、披露宴進行管理、披露宴の料理提供責任者

■2003年4月~2005年4月 大手家電量販店で通信機器の販売、通信回線の契約・コンサルタント、接客

■2005年5月~2018年3月 飲食チェーン店にてSV職、イベント企画、スタッフ育成・指導、通期予算策定、予実管理

■2018年4月~2021年4月 人材関連会社にて求人広告作成、リクルーティングコンサルタント、キャリアアドバイザー

この経験の中から、経験した仕事を書き出していきます。分けるときはキーワードにして箇条書きにするのがオススメ。上記の例ですとこんな感じになります。

■2000年4月~2003年3月 結婚式場で披露宴のサービス、披露宴進行管理、披露宴の料理提供責任者

→接客サービス、スタッフ育成・指導、イベント進行管理

■2003年4月~2005年4月 大手家電量販店で通信機器の販売、通信回線の契約・コンサルタント、接客

→接客、販売、BtoC営業(通信機器)、

■2005年5月~2018年3月 飲食チェーン店にてSV職、イベント企画、スタッフ育成・指導、通期予算策定、予実管理、SNS運用

→接客サービス、予算管理、スタッフマネジメント、店舗運営責任者、SV、マニュアル作成、予算管理

■2018年4月~2021年4月 人材関連会社にて求人広告作成、リクルーティングコンサルタント、キャリアアドバイザー

→広告営業(WEB・紙媒体)、求人コピーの作成、BtoB営業、求人予算の交渉・折衝、契約書締結、クライアントの社外人事

もっと色々と出てきそうですが、自分がやってきた仕事を一度細分化して細かく書いてみる事。

そうするとキーワードがたくさん出てくるはずですので、それを大分類・中分類に分けていきます。

大分類・中分類に分ける

上記で出したキーワードを大分類中分類にしていきましょう。

【接客】

・結婚披露宴場でのサービス

・家電量販店内での接客

・飲食店での接客

【イベント企画、運営】

・披露宴の余興企画、進行管理

・飲食店でのイベント企画、運営

【営業】

・求人広告営業

・通信機器の販売、営業

・新規開拓営業

・既存顧客のアップセル

ここでのポイントは箇条書き。箇条書きにした方が見る側は見やすく、仕事内容が分かりやすいです。

多すぎず少なすぎず、3~5個ぐらいでまとめると見やすく感じます。

【】内を大分類、・部分が中分類と言った感じですね。

中分類を小分類で説明する

中分類で出したキーワードだけだと、実際の職務内容が良く分かりません。

それを小分類で説明していきます。

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【接客】

・結婚披露宴場でのサービス

・家電量販店内での接客

・飲食店での接客

接客経験は2000年~2018年まで経験をしています。

時候の話題やお客様の持ち物などから会話を展開させていくことを得意としていました。

お客様の中で誰がパワーバランスを持っているかを見極め、サービススタッフの選定・指示を行い客単価の向上、リピーター獲得に繋げていました。

この経験は後の営業職でも活かす事の出来たスキルで、特にリクルーティングコンサルタントでの職種に活かすことが出来ています。

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こんな感じに説明をしていくと、人事や面接担当官も分かりやすいのではないかと感じます。

経験したことを書くだけだけではなく過去→未来へとつなげていく

上記の例では接客での経験を営業でも活かすことが出来ました。と言う風に繋げています。

これはどの職種でも繋げられる事だと思うので、是非色々な切り口から考えてみてください。

また、希望企業の仕事内容を研究していく上でも、切り口を考える事は役に立ちます。

一般事務の仕事であっても、社内・社外の対応は絶対に入ってきます。

クライアントへの連絡をする事もあるでしょうし、トラブルだってあります。

請求書の金額が違っていたら?

納期が間に合わないトラブルがあったら?

経費精算を毎日確実に行う為にどんな事をすれば良い?

クレームが入ったら?クレームを入れないといけなくなったら?

求人票からそういった仕事内容を想像する事が出来れば、今までの経験を活かす切り口が見えてきたりします。それにはまず、自分自身の経歴を大分類・中分類に分けていき小分類で説明をしていく流れが一番やりやすいはずです。

職務経歴書の書き方実例

では実際に書いてみましょう。

上記の人の例を元に書いてみます。

職務経歴書

2021年〇月〇日

氏名

<職務要約>

大学卒業後、結婚式場での接客・100名単位の披露宴進行管理に従事。その後、1日あたりの来客数約2000人の大手家電量販店での通信機器販売・契約業務を経て飲食業界へ転職。飲食店では約30名のスタッフ管理、年間売上6000万円規模のSV職として4店舗を統括しました。

接客約18年の経験を活かして、人材業界へ転職をし広告予算計5000万円のプロジェクトに携わり、月間採用決定者数30名、年間採用決定者数200名の実績を獲得しました。

主な経歴と実績

【接客】

・結婚披露宴場でのサービス

・家電量販店内での接客

・飲食店での接客

接客経験は2000年~2018年まで経験をしています。

時候の話題やお客様の持ち物などから会話を展開させていくことを得意としていました。

お客様の中で誰がパワーバランスを持っているかを見極め、サービススタッフの選定・指示を行い客単価の向上、リピーター獲得に繋げました。

【イベント企画、運営】

・披露宴の余興企画、進行管理

・飲食店でのイベント企画、運営

・販売ブースでのキャンペーン施策

限られた時間と予算の中で費用対効果が最大限になるよう、イベントの企画立案・運営を行いました。

結婚式場では持ち込み企画へのアドバイス、通信機器の販売ブースではWEBサイトに特設ページを入れて来客数に繋げるようクランとに交渉、飲食店ではSNSを利用した広報活動等を行い、それぞれ売上を5%~10%上げる実績を出すことが出来ました。

【営業】

・求人広告営業

・通信機器の販売、営業

・新規開拓営業

・既存顧客のアップセル

18年間の接客経験は、クライアントの課題・問題点を聞き出すスキルに繋がりました。

表面上の募集要項だけではなく、本当のニーズはどこにあるのか?を丁寧にヒアリングし、年間採用決定者200名という実績を挙げる事に成功。

同様の経験を活かし新規開拓営業、既存顧客のアップセルに接客経験を活かすことが出来ています。

転職回数が4回以上の人の職務経歴書の書き方 まとめ

上記の職務経歴書の書き方はキャリア体式と呼ばれるもので、経験職種にクローズアップした書き方です。今回の例には数字をあまり入れる事が出来ませんでしたが、記憶をひねり出すか前職の情報を調べて数字を織り交ぜるともっと見やすくなります。

書き方のコツとしては、冒頭の大分類・中分類と分けるところから。

ここが上手く決まれば、それが呼び水となって経歴を書けるようになるはずです。

職務経歴書の作成は、転職活動においてすごく重要な書類。この用紙1枚か2枚で年収が決まる可能性がありますからね。めっちゃ大事。

今回の例を見てもなかなかうまく書けないんですけど・・・!って人いるはずです。

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